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宮城野原駅前にある国立仙台医療センターが,道路を挟んだ向かい側である,宮城野原公園総合運動場内の宮城自転車競技場及び多目的広場の跡地に移転されるという計画が,ようやく動き始めた。このこと自体は,大変めでたい話であると思う。
しかし,この計画が動き出した煽りを受け,困った問題が発生している。自転車の違法駐輪によって,陸上競技場や楽天Koboスタジアム方向につながる点字ブロックが利用できない状況になっているのだ。
これまでも違法駐輪の自転車がなかった訳ではない。しかし,それらは宮城野原公園総合運動場敷地内の草地に停められていたため,それらによって歩行者に直接の影響はなかった。しかし,工事のための仮囲いが設置されることになり,これまで自転車を停めていた草地にアクセスできなくなってしまった。そのため,駅前に無理やり自転車を停めるようになってしまったようだ。
このように新たに発生したバリアが,どのように解消されていくのか(あるいは,解消されないのか)は,バリアフリーの研究者である永幡にとって,非常に興味がある問題である。そこでこのページでは,宮城野原駅前の違法駐輪の状況についての定点観察の結果を紹介したい。
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