メンバー紹介 of 塘研究室

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前田 知実/Tomomi MAEDA

福島大学大学院共生システム理工学研究科環境システム分野2年

ヒラズハナアザミウマ(総翅目:穿孔亜目)の卵門の探索及び卵膜の微細構造に関する研究

卒業研究ではいわき市田人にある森林再生に伴う生物多様性調査地(植林されたスギが伐採された後にコナラとクヌギを植林した場所)で,雑木林ができる初期状態での昆虫相を調査しましたが,大学院では穿孔亜目のアザミウマ類の卵膜の微細構造の観察,そして未発見の卵門の探索を透過型電子顕微鏡や走査型電子顕微鏡を駆使して行っています。

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大平 創/Hajime OHIRA

福島大学大学院共生システム理工学研究科環境システム分野1年

福島県内の河川に生息する底生動物に関する研究(予定)

卒業研究では福島県内8河川(摺上川,荒川,逢瀬川,堀川[谷津田川],阿武隈川,夏井川,好間川,湯川)を対象に,底生動物相調査を春夏秋冬と実施しました。その中で河川における福島県版の水質指標となりそうな指標種候補が見えてきました。大学院では河川における底生動物相とそれに影響を与える環境要因との関係の調査を深化させる予定で,現在,調査河川・地点,調査方法・項目の検討を進めています。

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志賀 澄歌/Sumika SHIGA

福島大学共生システム理工学類環境システムマネジメント専攻4年

福島県内の高山域におけるアザミウマ相に関する研究

福島県内の高山域には未記載種と思われるアザミウマ類がいくつか生息することが知られています。そこで,県内で広く高山域(主に標高1600m以上の地域)のアザミウマ相を調査し,それら未記載種を含む高山性アザミウマ類の分布や寄主植物などの基礎データを収集します。日光国立公園,磐梯朝日国立公園,尾瀬国立公園の特別保護地区での採集許可取得手続きも進めており,山開き後には調査に入る予定です。

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増渕 翔太/Syota MASUBUCHI

福島大学共生システム理工学類環境システムマネジメント専攻4年

裏磐梯地域の人為的攪乱の少ない池沼における底生動物相に関する研究

裏磐梯地域の桧原湖畔には探勝路などからはアプローチが困難で,人為的攪乱をあまり受けていないと思われる池沼がいくつか点在します。これらの池沼の底生動物相を水生植物相や環境要素とともに調査します。人為的攪乱を比較的強く受けている五色沼の底生動物相などのデータと比較しながら,裏磐梯地域の湖沼における底生動物相に対する人為的攪乱の影響を明らかにしたいと思います。

塘研究室の卒業生紹介

共生システム理工学類の卒業生

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☆大平 創(平成23年度卒業生)
福島県の河川における底生動物相の季節変化と地域的差異に関する研究 〜福島県版の水質指標選定及び水質判定方法開発に向けて〜

☆宮下 諒(平成23年度卒業生)
福島県の土壌性カニムシ類の分布と生息環境 〜福島県裏磐梯地域の土壌性カニムシ類を中心として〜

☆井上和貴(平成22年度卒業生)
ふくしま県民の森「フォレストパークあだたら」におけるハムシ相及びオトシブミ相

☆河端将太(平成22年度卒業生)
福島県会津地方南部における土壌性カニムシ相 〜天然記念物駒止湿原におけるカニムシ類の分布を中心として〜

☆齋藤千尋(平成22年度卒業生)
オナシカワゲラ科とホソカワゲラ科(カワゲラ目)の卵巣小管における端糸の分布

☆中野渡愛(平成22年度卒業生)
ふくしま県民の森「フォレストパークあだたら」の人工池にホソミオツネントンボを導入するための基礎的研究

☆前田知実(平成22年度卒業生)
スギ植林地におけるスギ伐採後の雑木林形成に伴う昆虫相の変化に関する研究

☆菅野峻介(平成21年度卒業生)
「福島県におけるクロマメゲンゴロウとホソクロマメゲンゴロウの分布と生息環境」

☆小林憲史(平成21年度卒業生)
「フォレストパークあだたら(福島県安達郡大玉村)におけるトワダカワゲラの生活史」

☆星 竜樹(平成21年度卒業生)
「阿武隈川水系摺上川左支川(焼松川・布入川)の水生昆虫相 〜摺上川の水生昆虫相との比較〜」

☆丸山 愛(平成21年度卒業生)
「オオヤマカワゲラ(カワゲラ目:カワゲラ科)の幼虫期初期における生殖巣の形成過程」

☆梅野将大(平成20年度卒業生)
「オオヤマカワゲラ(カワゲラ目:カワゲラ科)の卵巣構造の形成過程」

☆遠藤真希(平成20年度卒業生)
「ふくしま県民の森及びその周辺地域におけるチョウ相」

☆斎藤広行(平成20年度卒業生)
「福島県会津地方におけるモンカゲロウ及びフタスジモンカゲロウの生活史 〜福島県中通り地方との比較〜」

☆星 沙織(平成20年度卒業生)
「フウトウカズラクダアザミウマ(総翅目:有管亜目)の腹板腺の形成過程」

☆吉澤 領(平成20年度卒業生)
「土壌動物を用いた環境評価法の検討 〜ふくしま県民の森(大玉村)における事例から〜」

教育学部の卒業生

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○嘉納裕輔(平成19年度卒業生)
「ふくしま県民の森の水生昆虫相 〜フォレストパークあだたら内の3水系と杉田川に生息する水生昆虫〜」

○杉原祥恵(平成19年度卒業生)
「カワトビケラ科の2種とマルバネトビケラ(昆虫綱:トビケラ目)の卵形成過程」

○千葉裕美子(平成19年度卒業生)
「カキクダザミウマ(総翅目:有管亜目)の卵門の微細構造」

○山口咲恵(平成19年度卒業生)
「ふくしま県民の森『フォレストパークあだたら』におけるチョウ相及びトンボ相」

○吉田洋子(平成19年度卒業生)
「マメハナアザミウマ(総翅目:穿孔亜目)の腹板刺毛の微細構造」

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○尾形泰裕(平成18年度卒業生)
「福島県二本松市山ノ入川におけるモンカゲロウとトウヨウモンカゲロウ(カゲロウ目:モンカゲロウ科)の生活史」

○輿石有香(平成18年度卒業生)
Chilothrips yamatensis (総翅目:アザミウマ科)の腹板腺の微細構造」

○長沢泰宏(平成18年度卒業生)
「フウトウカズラクダアザミウマ(Liothrips kuwanai)(昆虫綱:総翅目)の卵巣小管の微細構造」

○中西さやか(平成18年度卒業生)
「福島県中通り地方北部(福島市,二本松市,大玉村)におけるゲンゴロウ相」

○山下 雄(平成18年度卒業生)
「摺上川ダムが摺上川に生息する水生昆虫に与える影響 〜ダム建設前後の摺上川における水生昆虫相の比較〜」

○渡辺真奈美(平成18年度卒業生)
「ビドーカカトルキとモンタギューカカトアルキの卵巣構造と卵形成過程」

▽高倉未来(平成17年度卒業生)
「福島市の水田周辺におけるアザミウマ相に関する研究」

▽長島歩美(平成17年度卒業生)
「ユッカクダザミウマ(昆虫綱:総翅目)の卵母細胞質内に存在する赤色顆粒の集合体に関する研究」

▽中村 慎(平成17年度卒業生)
「福島県二本松市原瀬川におけるモンカゲロウ(昆虫綱:カゲロウ目)の生活史 〜羽化期間と化性に関する再検討〜」

▽野村由紀(平成17年度卒業生)
「モンカゲロウとフタスジモンカゲロウ(昆虫綱:カゲロウ目)における生殖巣及び生殖細胞形成過程」

▽橋本由芽子(平成17年度卒業生)
「カニムシ類(クモ形綱:カニムシ目)の卵黄成分に関する研究」

大学院の修了生

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☆斎藤広行(平成22年度共生システム理工学研究科修了生)
「摺上川ダム堤体直下流域で優占するナカハラシマトビケラの消化管内容物に関する研究」

☆長島歩美(平成19年度教育学研究科修了生)
「ユッカクダアザミウマBagnalliella yuccae (Hinds)(昆虫綱:総翅目)の卵形成過程に関する研究」

☆遠藤絢香(平成18年度教育学研究科修了生)
「福島県浜通り地方におけるフタスジモンカゲロウの生活史」

☆佐々木政喜(平成18年度教育学研究科修了生)
「規模と栽培・管理の異なる水田における動物相の比較」

☆下谷沙織(平成17年度教育学研究科修了生)
「穿孔亜目のアザミウマ類における腹板腺の比較形態学的研究(昆虫綱:総翅目)」

これ以前の卒業生・修了生についてはこちら