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福島大学 共生システム理工学類柴崎研究室

TEL.024-548-8437

〒960-1296 福島県福島市金谷川1番地

ようこそ 柴崎研究室ホームページへ

 
 地下水は,人類にとって重要な水資源です.しかし,地下水は限りのある資源です.その貴重な地下水を持続的に有効利用するためには,地下水の容れ物である地下水盆の構造や帯水層の特徴を解明するとともに,シミュレーションモデルを使って地下水の動態を量的・質的に把握することが不可欠です.
 柴崎研究室では地下水の安全性を確保し,地下水障害を起こさないための持続的な地下水の利用方法と管理方法を,国内・海外各地の地下水盆ごとに探っています.


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information更新履歴

NEWSお知らせ    

  • 202481718日に開催された第78回地学団体研究会総会(つくば)において、柴崎研所属院生・学生の以下の二つの発表が、見事にポスター賞およびポスター奨励賞を受賞しました。2024.8.17
    【ポスター賞・ポスター奨励賞】
    鳥越雄太郎・柴崎直明・石原武志「地中熱利用の普及に向けた水文地質情報整備−福島県会津・猪苗代地域における水文地質モデルの構築−」
    【ポスター賞】
    岡部貴大・柴崎直明
    「東京都多摩地域東部におけるPFAS地下水汚染経路推定のための地下地質解析」
    地学団体研究会総会で柴崎研メンバーがポスター賞とポスター奨励賞のダブル受賞となったのは、2018年の第72回地学団体研究会総会(市原)以来のことです。

    ポスター賞決定のお知らせ | 地団研つくば総会 (2024tsukuba.sakura.ne.jp)



  • 地団研ブックレットシリーズ18『福島第一原発の汚染水発生量を抜本的に減らす対策−海洋放出開始後の実態を踏まえて−』が出版されました.2024.08.06
    「福島第一原発地質・地下水問題団体研究グループ」(略称:原発団研)では,このたび20247月末に,日本学術会議協力学術研究団体である地学団体研究会(略称:地団研)から,地団研ブックレットシリーズ18として,『福島第一原発の汚染水発生量を抜本的に減らす対策−海洋放出開始後の実態を踏まえて−』と題する冊子を出版いたしました。
     原発団研では,20217月末に,地団研専報61号として『福島第一原子力発電所の地質・地下水問題−原発事故後10年の現状と課題−』と題する論文集を出版いたしました。原発団研は,この論文集の中で,原子力発電所がかかえる基本的な問題点として「地質・地下水問題の軽視」があることを指摘し,福島第一原発の汚染水発生量を削減するためには抜本的な地下水流入削減対策(地中連続壁を用いた広域遮水壁と集水井の設置)が必要であることを提案いたしました。
    その後,20227月末に,地団研ブックレットシリーズ16として,『福島第一原発の汚染水はなぜ増え続けるのか−地質・地下水からみた汚染水の発生と削減対策−』と題する冊子を出版し,14千部以上を普及しました。20238月から「処理水」の海洋放出が強行されましたが,現在でも汚染水は日々発生し続けています。このままでは海洋放出が30年で終了する見込みはなく,トリチウムやそれ以外の放射性物質による海洋汚染や風評被害が心配されます。
    汚染水問題や「処理水」の海洋放出問題を解決するためには,今こそ汚染水の発生量を早急に,かつ抜本的に減らすことが必要です。この冊子は,発行から2年となる地団研ブックレット16の内容を次のように更新しました。
    1.どうしたら汚染水の発生量を減らすことができるかを,私たちの研究結果に基づいて,さらに分かりやすく解説しました。
    2.20238月から強行された「処理水」の海洋放出の実態や問題点について加筆しました。
    今後のデブリ取り出しや長期にわたる廃炉作業を進める上でも汚染水対策は喫緊の課題です。この冊子を読むと,福島第一原発の汚染水問題や海洋放出問題について簡潔に学ぶことができます。ぜひ,ご一読ください。

     ご注文は,ブックレットシリーズ18に書かれている案内を参考に,
    原発団研の金井克明さん(kanai-jy@joetsu.jp)にメールでお申し込みください.


  • 2023年8月19~20日に秩父市歴史文化伝承館で開催された、地学団体研究会主催の地学団体研究会第77回総会(ちちぶ)のポスターセッションににおいて「柴崎直明・福島第一原発地質・地下水問題団体研究グループ」がポスター賞を受賞しました。2023.8.20


  • 佐藤ひかるさんが筆頭著者で柴崎直明教授が共著者となっている論文がScience of The Total Environmentに掲載されました。
    2023.2.22

    Evaluating changes in radionuclide concentrations and groundwater levels
    before and after the cooling pond drawdown in the Chornobyl Nuclear
    Power Plant vicinity
    Hikaru Sato , Maksym Gusyev , Dmytro Veremenko , Gennady Laptev , Naoaki Shibasaki , Yuichi Onda, Mark Zheleznyak , Serhii Kirieiev , Kenji Nanba

  • 柴崎直明教授と佐藤ひかるさんが共著者となっている論文がACS ES&T Water誌に掲載されました。
    2023.1.18

    Analysis of Groundwater Flows under the FuKushima Daiichi Nuclear Power Plant Reactors Using Contaminated Water from 42 Subdrain Pits
    Tamao Tanji, Makoto Furukawa, seiji Taguma, Katsushige Fujimoto, Hikaru Sato, Naoaki Shibasaki,and Yoshitaka Takagi

  • 2022年11月25〜26日に日本大学文理学部(東京都世田谷区)で開催された、社会地質学会主催の第32回社会地質学シンポジウムで柴崎研大学院2年生の佐藤瑞起さんが次の口頭発表を行い、社会地質学会奨励賞を受賞しました。2022.12.21

    講演題目:「北海道函館平野における三次元地下水流動モデル構築に向けた水理地質モデリング」
    講演者:佐藤瑞起・森野祐助・柴崎直明.


  • 地団研ブックレットシリーズ16『福島第一原発の汚染水はなぜ増え続けるのか−地質・地下水からみた汚染水の発生と削減対策−』が出版されました2022.08.08

    「福島第一原発地質・地下水問題団体研究グループ」(略称:原発団研)では,このたび20227月末に,日本学術会議協力学術研究団体である地学団体研究会(略称:地団研)から,地団研ブックレットシリーズ16として,『福島第一原発の汚染水はなぜ増え続けるのか−地質・地下水からみた汚染水の発生と削減対策−』と題する冊子を出版いたしました.

    原発団研では,ちょうど1年前の20217月末に,地団研専報61号として『福島第一原子力発電所の地質・地下水問題−原発事故後10年の現状と課題−』と題する論文集を出版いたしました.原発団研は,この論文集の中で,原子力発電所がかかえる基本的な問題点として「地質・地下水問題の軽視」があることを指摘し,福島第一原発の汚染水発生量を削減するためには抜本的な地下水流入削減対策(地中連続壁を用いた広域遮水壁と集水井の設置)が必要であることを提案いたしました.

    幸い,多くの方々から私たちの指摘と提案に関心を持っていただき,これまでに2,500冊以上も普及することができました.そして,読者のみなさまから,一般市民向けのわかりやすい解説書を作ってほしいとのご要望を受けました.そこで今回,高校生にも理解できるように工夫したブックレット(冊子)を作成いたしました

    ぜひ,ご一読ください.

     ご注文は,地団研ブックレット16チラシに書かれている案内を参考に,
    原発団研の金井克明さん(kanai-jy@joetsu.jp)にメールでお申し込みください.


  • 地団研総会(福島)にて柴崎教授がプレゼンセッション賞を,佐藤ひかるさんがプレゼンセッション奨励賞を受賞しました.2021.09.15

    地団研福島総会開催後の9/5にプレゼンセッション賞選考委員会が開催され,柴崎教授がプレゼンセッション賞を,佐藤ひかるさんがプレゼンセッション奨励賞を受賞しました.

    ***プレゼンセッション賞***

    柴崎直明・福島第一原発地質・地下水問題団体研究グループ
      「福島第一原発の現状と2019年後半から2021年前半の原発団研の活動」

    ***プレゼンセッション奨励賞***

    佐藤ひかる・恩田裕一
      「実効雨量(Rw)に基づく地下水バイパスの影響評価」

  • 地団研専報61号「福島第一原子力発電所の地質・地下水問題−原発事故後10年の現状と課題−」が出版されました.2021.08.04

    「福島第一原発地質・地下水問題団体研究グループ」では,2021年7月末に,日本学術会議協力学術研究団体である地学団体研究会(略称:地団研)から,地団研専報61号として「福島第一原子力発電所の地質・地下水問題−原発事故後10年の現状と課題−」と題する論文集を出版しました.

    地下水問題団体研究グループは,2015年から東京電力福島第一原子力発電所の汚染水問題に関して,(1)東京電力や国などから公表される資料をチェックし,地質や地下水の専門的立場から汚染水対策を監視し,問題点を明らかにするとともに必要な提言等を行うことと,(2)福島第一原発敷地と類似した地質条件を有する南相馬市などで地質・地下水に関する現地調査を行い,その結果を福島第一原発汚染水問題の検討・解決のために役立たせることを目標に,研究活動を行ってきました.柴崎教授がグループの代表を務めるとともに,研究室博士課程の学生や修了生が研究グループに参加してきました.

    この専報では,これまでの汚染水対策では不十分であるため,当面10年程度の中期的対策としてサブドレンの増強による地下水管理,100年を超える長期的対策として,地中連続壁を用いた広域遮水壁と集水井の設置を提案しています.さらに,福島第一原発だけでなく他の原発の廃炉作業も,地質や地下水に関する規制基準を厳格に設定させて,安全かつ確実に進めていく必要があることを指摘しています.

    ぜひご一読ください.

    ご注文は,専報61原発団研出版ニュースに書かれている案内を参考に,
    地学団体研究会(chidanken@tokyo.email.ne.jp)にメールでお申し込みください.


  • インドのRoorkeeで2019年10月に開催されたIGWC 2019(第8回国際地下水会議2019) において,柴崎教授に,Association of Global Groundwater Scientists (AGGS,全世界地下水科学者協会)のFellowの称号が与えられました.

         

  • バングラデシュ砒素汚染問題への柴崎教授長年の取り組みについても書かれている,川原一之著「いのちの水をバングラデシュに ―砒素がくれた贈りもの―」が福島大学附属図書館より貸出が可能になりました.ぜひご覧下さい

     

  • 柴崎教授にエチオピア連邦民主共和国水灌漑エネルギー省大臣より,「エチオピア連邦民主共和国 地下水開発・水供給訓練計画 フェーズ3」プロジェクトにおいて,エチオピア国およびアフリカ諸国の技術者への地下水モデル作成技術や地下水資源管理技術移転を目的とした現地指導や講演などを行ってきたことへの感謝状が授与されました.2013.12.11

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