野外実習09 of 塘研究室

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Tsutsumi LABO. 塘研究室 since 2010-03-21


実験センターから見た根子岳(左)と四阿山(右)

地球上には多種多様な生物が存在し,それぞれの生物は適応した生息・生育環境をもち,相互に影響を及ぼし合いながら生活しています。その生物と自然環境との関係を実際に自分の目で確かめ,多様な生物の生態や形態を観察することによって,生物の生き様を深く理解することがこの実習の目的です。

野外における生物の観察方法,採集方法,標本作製方法,同定方法など,生物試料の取扱いに関する基礎知識と基礎技術を学び,身につけて下さい。

2009年度の参加者は,実習生7名(女性3名,男性4名)にスタッフ(教員と研究室の学生TA)5名の合わせて12名とかなり少なめでした。天気に恵まれ,台風や雨の心配をしなくても済んだので,テレビの天気予報をほとんど見ないという珍しい実習でした。

2008年度の実習の様子はこちら


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草原〜森林での昆虫採集 

草原から森林を通って大明神の滝まで

この実習のメインである昆虫採集です。草原では飛んでいる虫,花や葉にとまっている虫を中心に童心に戻って。

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大明神の滝周辺での昆虫採集

大明神の滝周辺の岩場には,ここでしか採集できない虫たちがいます。先輩の情報を頼りにイシノミ,コムシ,ガロアムシ・・・。

IMG_2978.JPG草原や森林で採集した昆虫の標本の作製中です。

IMG_2933.JPG草原で花が咲いている植物を50種類ほど観察します。
IMG_3120.JPG2009年度の野外実習参加メンバーです。

IMG_3043.JPG中ノ沢での水生昆虫採集は水が冷たくて足がしびれます。
IMG_3035.JPG根子岳登山で調査した植物フェノロジーの結果まとめ

IMG_3074.JPG採集した土壌動物・水生昆虫の同定作業中

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根子岳(標高約2200m)登山

植物のフェノロジー調査をしながらの登山(第3日)

各自に割り当てられた植物のフェノロジーを調査しながら根子岳に登ります。50mごとに調査をしながらの登山ですが,約2時間で山頂に到着です。

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帰りはひたすら登山口の売店を目指して・・・

下山後は登山口の牛乳&ソフトクリームで一息入れて,温泉へ。ただし,夜にはフェノロジー調査の結果をまとめる作業が待っています。