その他の昆虫相 of 塘研究室

印刷用表示 |テキストサイズ 小 |中 |大 |


Tsutsumi LABO. 塘研究室 since 2010-03-21

下の写真はヘビトンボ目のクロセンブリSialis melania(センブリ科)です。フォレストパークあだたらにはもう1種類,ヘビトンボ目の昆虫,クロスジヘビトンボ Parachauliodes continentalis(ヘビトンボ科)がいます。

2010.04.01
フォレストパークのマイナーな昆虫たちをホームページにアップしました。

ラクダムシ.jpg

ラクダムシ Inocellia japonica Okamoto (ラクダムシ目)

ラクダムシ目は日本に2科2属2種(ラクダムシとキスジラクダムシ)しか知られていない極めて小さなグループです。ラクダムシは本州〜九州に分布する普通種で,幼虫はアカマツの樹皮下に生息し,小さな昆虫などを捕食します。フォレストパークあだたらからはラクダムシ1種しか見つかっていません。

シラキトビナナフシ10.JPG

シラキトビナナフシ Micadina sp. (ナナフシ目)

フォレストパークあだたらにはトビナナフシの仲間が2種類(ヤスマツトビナナフシとシラキトビナナフシ)いますが,これは主にブナ帯に分布するシラキトビナナフシです。中通り地方ではここフォレストパークあだたらで初めて2008年に発見されました。これら2種のトビナナフシ類以外に,フォレストパークあだたらにはエダナナフシが分布しています。

フクロウハジラミ?03.JPG

フクロウハジラミ?の仲間(シラミ・ハジラミ目)

フォレストパークあだたらのハイタカ雄成鳥に寄生していたもの。ノミ目,シラミ・ハジラミ目のような鳥類や哺乳類の外部寄生性の昆虫は採集するのが困難なグループです。

スズメバチネジレバネ02.JPG

スズメバチネジレバネ?の仲間(ネジレバネ目)

フォレストパークあだたらで採集されたコガタスズメバチに寄生していた♀個体。ネジレバネ目は完全に昆虫寄生性で,これも採集するのが非常に困難なグループです。

フォレストパークあだたらの昆虫相LinkIcon