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Profile

塘 忠顕(教授)
Tadaaki Tsutsumi

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所属専攻 環境システムマネジメント専攻
専門分野 昆虫の比較発生学
最終学歴 筑波大学大学院博士課程生物科学研究科生物学専攻
学位 博士(理学)(筑波大学)
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主な担当授業科目

生物学
細胞の構造と機能について、形態と分子の両面から講述します。また、生物の自己複製能について、そのメカニズムと様々な遺伝様式を概説します。最後に生物の世界がどのように分類されているかについて、「生物進化」と関わらせて論じます。
自然環境調査法
自然現象より深く理解するために、生物に関わる野外実習を実施します。地域の河川や土壌、森林における生物群集を調査しながら、生物の採集方法、標本作製方法、同定方法、調査方法を身につけ、その地域の自然環境の評価方法を学びます。
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生体機能科学演習
生物の生殖細胞や生殖巣などの諸器官の正常形成過程を、特に無脊椎動物を用いて学習します。また、細胞間の相互作用や細胞・組織内における物質の移動などを透過型電子顕微鏡を用いて実際に観察する方法についても演習します。
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主な研究

昆虫の卵ができてくる過程(卵形成過程)は多様であり、また卵を作る器官である卵巣にも多様性が見られます。これらの多様性が進化してきたプロセスを明らかにするために、特に昆虫の進化を考える上で重要なグループ、例えばカゲロウ類、アザミウマ類、カカトアルキ類などの卵形成過程と卵巣構造を観察しています。その他に、河川及びその周辺の自然環境のあり方を考えるための基礎資料蓄積のため、河川に生息する底生動物相の調査も行っています。
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高校生のみなさんへ

みなさんはこれまで自分のこと、住んでいる地域のこと、この地球のことを考える中で、様々な「?」を経験してきたと思います。その中には、高校の勉強ではなかなか答えが見つからないものもあったのではないでしょうか?福島大学では、みなさんのそんな「?」を「!」にするお手伝いをしたいと思います。「?」を「!」にかえながら、自分のこと、住んでいる地域のこと、この地球のこと、一緒にじっくり考えてみませんか?

最近の著作など

1. Transmission Electron Microscopical Observations of the Egg Membranes of a South African Heel-walker, Karoophasma biedouwensis (Insecta: Mantophasmatodea)
Tsutsumi, T., R. Machida, K. Tojo, T. Uchifune, K. -D. Klass and M. D. Picker
Proceedings of Arthropodan Embryological Society of Japan, 39 23-29 (2004)
2. Ovarian structure and oogenesis of the South African heel-walker Karoophasma biedouweinsis (Insecta: Mantophasmatodea)
Tsutsumi, T., K. Tojo and R. Machida
Proceedings of Arthropodan Embryological Society of Japan, 40, 15-22 (2005)
3. Structure of the ovary and "nurse cells" in a freshwater ostracod, Cyprinotus uenoi Brehm (Podocopida: Cypridoidea)
Ikuta, K., F. Maruo, T. Tsutsumi and T. Makioka
Zoological Science, 24, 906-912 (2007)

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