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Profile

岡沼 信一(教授)
Shinichi Okanuma
所属専攻 人間支援システム専攻
専門分野 電気工学、非線形磁気応用
最終学歴 東北大学大学院工学研究科
学位 工学博士(東北大学)
顔写真

主な担当授業科目

電気電子回路
抵抗、インダクタ、キャパシタ、トランジスタ、MISFET、オペアンプなどの受動素子及び能動素子が接続された電気電子回路の基礎的な解析理論について講義します。
電気電子回路演習
演習問題を解くことにより、「電気電子回路」で学んだ内容の理解を深めます。さらに、講義では汎用電子回路シミュレータの使用法についても紹介します。
物理学実験
物理の基本法則を実験と実習を通じて学びます。力学、熱、電磁現象、強磁性体の磁化特性測定、オシロスコープと電子回路基礎、ホール効果、分光、電子の比電荷とβ線測定などが実験テーマに含まれます。

主な研究

磁気発振型正弦波出力インバータの開発
現在、太陽光発電や燃料電池で発生した直流の電力を既存の交流系統に供給するためには、 PWM方式のインバータが使用されています。ここでは、このPWM方式とは異なり、直接交流系統に電力を供給できる構成が簡単な磁気発振型正弦波出力のインバータを提案しています。
ブリッジ結合磁路の計測制御装置への応用
ブリッジ結合磁路は、低保磁力で角形ヒステリシスの磁心と低透磁率の磁心を組み合わせて構成した磁気素子で、信号巻線電流により磁心の最大磁束値が容易に制御可能である特徴を有しています。ここでは、このブリッジ結合磁路を単独で、あるいは磁気発振回路と組み合わせて、ひずみ波電力測定や可変電圧パラメトリック変圧器などの計測制御装置への応用について研究を行っています。

研究室紹介

私の専門分野は非線形磁気応用で、より具体的には磁気発振とその応用です。磁気発振とは、磁心の磁気飽和を利用してトランジスタやMOSFETなどの半導体スイッチング素子をオン・オフさせる自励型の発振で、古くからDC-DCコンバータなどの電源装置に応用されています。本研究室では、この磁気発振を研究テーマとして、新しい形式の計測及び制御装置を開発しています。

高校生のみなさんへ

工学では、小さなアイデアを膨らまし、創意と工夫でこれまで無かった新しいもの創り出します。うまくいったときは、それまでの苦労を忘れ血が沸騰するような興奮を味わうことができます。あなたも、このようなワクワク感を味わってみませんか?

最近の著作など

1. S. Okanuma: Consideration of the Fundamental Characteristics of a Sinusoidal-Wave Output Inverter Utilizing Magnetic Oscillation, Journal of the Magnetics Society of Japan, Vol. 30, No. 2, pp.286-289 (2006)
2. S. Okanuma: Fundamental Characteristics of a Sinusoidal-Wave Output Inverter Utilizing Magnetic Oscillation Circuit with Single DC Voltage Supply, Journal of the Magnetics Society of Japan, Vol. 31, No. 3, pp.231-234 (2007)

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