公開シンポジウム
「福島第一原子力発電所事故による放射線が与えた野生生物への影響」
本シンポジウムの目的
これまでに行われてきた放射線が与えた野生生物への影響についての学術報告や報道には、科学的な根拠やデータの解釈に妥当性を欠くものも数多く含まれます。その一方で、放射線の影響を正しく捉えていると考えられる高線量地域における事例も、少しずつ報告されるようになってきました。そこで本シンポジウムでは,これまでの報告について取り上げ、野生生物における放射線の影響についての科学的な理解を深めたいと考えています。
概要
日時:2015年12月19日(土) 14:00~15:45
参加費:無料(予約不要)
会場:福島大学共通講義棟L4教室
(〒960-1296 福島県福島市金谷川1)
アクセス:
• JR東北本線金谷川駅より徒歩約10分。
• お車の方は,正門ゲートでシンポジウム参加の旨をお伝え下さい。
主催:東北植物学会第5回大会準備委員会
問い合わせ先:福島大学共生システム理工学類 黒沢高秀
e-mail:kurosawa@sss.fukushima-u.ac.jp Tel:024-548-8201
プログラム
14:00~14:05 |
「冷静で科学的であることの重要性:野生生物への放射線の 影響を正しく理解するために」 黒沢高秀(福島大学共生システム理工学類) |
14:05~14:35 |
「福島第一原発の周囲での野生生物の影響調査」 渡辺嘉人(放射線医学総合研究所) |
14:35~15:05 |
「高線量地域におけるアブラムシ類の形態変化の年間, 地域間変動」 秋元信一(北海道大学農学研究院) |
15:05~15:35 |
「クローナル植物モウソウチクを用いた低線量放射線の 遺伝的影響評価」 兼子伸吾(福島大学共生システム理工学類) |
15:35-15:55 | 総合討論 |