大会ロゴマーク

 

第14回大会ロゴマーク (デザイン 首藤光太郎)

ビャッコイ 白虎藺
Isolepis crassiuscula Hook.f.

日本では福島県の湧水にのみ生育するカヤツリグサ科の多年草。1905年,牧野富太郎は岩代国戸ノ口原(福島県会津若松市)と下野国大田原(栃木県大田原市)で採取された標本に基づき,独立種Scirpus pseudo-fluitans Makinoとして記載しました。和名は戸ノ口原が戊辰戦争で白虎隊の奮戦地だったことから名づけられました。その後長い間生育場所が再確認されませんでしたが,1950年代に白河市に生育していることがわかり,県の天然記念物および特定希少野生動植物に指定され保護を受けています。現在はオーストラリアとパプワニューギニアに分布する I. crassiusculaと同種とされていますが,なぜ日本の湧水に隔離分布しているのかは謎に包まれています。

福島県指定天然記念物 ビャッコイ自生地


ビャッコイの生育する不動清水


ビャッコイ

白河市表郷金山字瀬戸原地内
見学無料
東北新幹線新白河駅よりJRバス棚倉行き
磐城金山バス停下車徒歩10分(駐車場なし)