人間支援システム専攻
アドミッションポリシー
ヒューマンサイエンス、メカトロニクス、コンピュータサイエンスの3つのコア領域いずれかに軸足を置いたしっかりとした専門知識を基盤とし、隣接領域に対する豊かな視野を有した「本物の人間支援を担う技術者」を養成します。
カリキュラム
人間支援システム専攻のカリキュラムは、「ヒューマンサイエンス」「メカトロニクス」「コンピュータサイエンス」の3領域の科目群から構成されています。先生方と相談しながら、一人ひとりの興味やめざす職業分野に応じた体系的な履修計画をデザインし、理論と応用のバランスのとれた戦略的な学びを展開することが可能です。
ヒューマンサイエンス領域
- 心理学概論
- 脳神経科学
- 人間工学
- システム生理学
- 生体システム実験
- サウンドスケープ
- 学習心理学
- 精神物理学
- 認知心理学
- 生物学的心理学
- 精神生理学
メカトロニクス領域
- メカトロニクス
- 制御工学
- CAD/CAM 演習
- ヒューマンインターフェイス
- 電気工学
- 機械材料・加工学
- 電子回路
- パワーエレクトロニクス
- デジタル信号処理
- 材料及び固体の力学
- 機構学
- 材料分析基礎
コンピュータサイエンス領域
- 情報科学概論
- 形式言語とコンパイラ
- プログラミングⅠ・Ⅱ
- ソフトウェア設計開発論
- 離散数学
- データベースシステム
- アルゴリズムとデータ構造
- 人工知能と知識処理
- 計算機システム論
- ネットワークシステム
- プログラミング言語論
- マルチメディアシステム
学類生インタビュー
- 人間支援システム専攻 2015年3月卒業
- 安西 香保里
- 所属研究室:高橋隆行研究室
- 出身高校:福島県立白河高校
Q, 人間支援システム専攻を選んだのはなぜ?
幼い頃、NHKの「高専ロボコン」をテレビで見て、ロボットの製作に興味を持ちました。生理学や心理学など人間を理解するための科学と、情報科学・電子工学・機械工学などの理工学を融合した学びによって、よい深い人間理解に基づいたロボットを開発できると思い人間支援システム専攻を選びました。
Q, 専攻の学びの魅力、面白さは?
研究室では環境調査用ロボットの開発、特に湖沼調査のための小型水中ロボットのモジュールの改良を行っています。福島第一原子力発電所事故に伴う放射線量の調査にもきっと役立つと思い、このテーマを選びました。試行錯誤を重ねて作り上げたロボットが、水中という過酷な環境の中で実際に動き、機能を果たしているのを見る瞬間はやりがいを感じます。
Q, 所属研究室を選んだ理由は何ですか?
2年次の「創造工房ゼミ」という授業で高橋研究室の小型のロボット製作を体験しました。ロボット作りは幼い頃からの夢だっただけに感慨深く、ものづくりの楽しさを味わうことができました。また、研究室で行われている人の生活を支援できる移動ロボットの研究開発に興味を持ったことも、この研究室を選んだ理由の一つです。
Q, 学類卒業後の進路は?
コイルを巻く機械の設計・開発を行う企業に、技術職として内定をいただきました。研究室で取り組んだ企業の方とのモジュール共同開発では、企業の視点を実践的に知ることができました。今後は、顧客のニーズに合ったものづくりができるように、大学で身につけた技術力にさらに磨きをかけていきたいと思います。