国立大学法人福島大学 -Fukushima University-
第4回目を迎えた再エネ技塾は、会津大学を会場に、主催を本学と会津大学、会津若松市の後援をいただき開催されました。 受講申込者は31名、内所定の科目を修了された11名の皆さまに木質バイオマス発電事業プランニングの修了証が授与されました。 講義は再生可能エネルギーに関する総論から始まり、政策論、組織運営のためのプロジェクトマネジメント論、各企業のトップランナーによる要素論、木質バイオマス発電事業プランニング実習などが行われました。基本的な教科書は昨年度作成された「再生可能エネルギー事業プランナー」を用い、その他それぞれの講師の皆さんにより直近の状況が記載された補足資料が配布されました。座学は10月27日から始まり11月5日まで(実質6日間)という日程で行いました。開催期間を短縮するため、今回は1日3科目を行い、午前9:30~午後6:10という長時間のハードなカリキュラムでした。それにも拘わらず、参加された皆さんは積極的に質問するなど熱心に受講されておられました。また、今回の実習は森林資源の多い会津地方で要望のあった木質バイオマス発電事業プランニングの実習を行いました。複雑な内容でしたがグループごとに相談しながら実習を行っていました。 見学は富士グリーンパワー様が会津若松市門田町の工業団地:富士通セミコンダクター様の駐車場に設置した雪国型メガソーラー太陽光発電所です、「会津若松地域スマートコミュニティ―導入促進事業」として計画されました。詳細な説明の後、施設をご案内いただきました。一部駐車場の屋根として設置されています。また、降雪対策としてパネルの設置角度を30度にしたり、滑り落ちた雪を融かすため、地下水を利用した融雪装置も付けられています。 午後はエコ・パワー株式会社様のご協力により背あぶり山に建設中の風力発電所、会津若松ウインドファームを見学いたしました。現在、高さ118m、羽の直径が80mの風車が8基設置され来年2月か3月の発電開始めざし最終段階をむかえています。発電量は年間約4100万kWh(一般家庭約1万世帯分)とのことです。 見学会を含め全7日間の再エネ技塾in会津を無事に終了できました。この場をお借りして、講師の皆様、主催頂き教室の提供いたいた会津大学、後援頂いた会津若松市の関係者の皆様、見学の機会を頂いた富士グリーンパワー株式会社、富士通株式会社、エコ・パワー株式会社の関係者の皆様に深く感謝いたします。ありがとうございました。 また、受講いただいた皆様、お疲れ様でした。
講座の概要や使用されるテキスト
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再生可能エネルギー人材育成プログラム事務局