Q&A

共生システム理工学類 Q&A

理工学部とどこが違うのですか
 これまでは、理学部、工学部、理工学部などの名称が一般的でしたが、福島大学では、新しい学問分野として、文理融合の観点から「人ー産業ー環境の共生」という分野横断的な3つの切り口から教育・研究を展開していますので「共生システム理工学類」という名称を採用しました。
文理融合とは具体的にどういうことですか
 従来のように単一学科で学ぶ知識だけでは解決できない、現在の複雑な科学技術や問題を、文理にわたる幅広い学習・研究により総合的に解決していこうとしています。
どんな学生を求めていますか
 人間、ものづくりや経営、自然や環境のいずれかに興味があり、人間社会が抱える問題にも関心がある学生を求めています。
 それは、将来、少子高齢化、地球環境、エネルギー問題など21世紀の諸課題の解決に挑戦し、安心して生活できる持続循環可能な社会の実現に貢献できる人材になってほしいからです。
共生システム理工学類の良いところはどこですか
 沢山ありますが、一つには、1年次は専攻別ではなく、学類全体で理工学系と人文学系の科目を幅広く学びながら自分の目標、適正をみつめ、2年次に9つの専攻から自分に合った専攻を選択できる点です。
どのような教授陣がいますか
 工学・理学・医学・さらに心理学など幅広い分野の教員がいます。したがって理工系、文系にとらわれない幅広い視野で学習できます。
大学院について教えてください
 大学院は2008年4月に設置され、2010年4月からは博士後期課程が設置されました。博士前期課程は4分野(数理・情報システム分野、物理・メカトロニクス分野、物質・エネルギー科学分野、生命・環境分野):博士後期課程は3領域(共生機械システム領域・産業共生システム領域・環境共生システム領域)から選択できます。
今回の東日本大震災や福島第一原子力発電所の事故などで大学として変わったところはありますか。
 いち早く「福島大学うつくしまふくしま未来支援センター」を立ち上げ、福島県内の震災及び原災地域の復旧・復興を総合的に支援しています。
 また、福島大学から世界へ向けて情報の発信を続けています。放射線被害については学術的にも支援活動を展開しています。
 大学院では博士前期課程に、2012年4月より新たに「再生可能エネルギー分野」を設置し、革新的な「再生可能エネルギーの開発」に関する研究・開発を進めることになりました。福島の復興、日本の復興を支援しています。
どんなところに就職できるのですか。
 大学院に進学する学生と公務員や教員として就職する学生が特に多くいます。理工系の学部(類)の場合、一般的には大学院進学する学生が多く、大学院進学により、学部(類)卒よりも専門的な職業につける可能性が高くなります。企業への就職では、製造業、情報通信業等に多く就職しています。