猪苗代湖ボーリングコア試料(INW2012-1,2)
2012年9月6日〜11月8日に掘削されたボーリングコア試料78本である。猪苗代湖湖心部の水深約90 mの地点において掘削されたもので,掘削長は約28 mであった。試料は,1本の長さが1mのステンレス製のサンプラーから押し出し,半割して断面の岩相記載と分析用試料の採取を行った後,残りの約半分が抜気した状態で保存されている。猪苗代湖の成立から現在まで,約4万2千年間の環境変化の情報を記録した堆積物試料である。
資料点数 78点
保管場所 共生システム理工学研究科 (プロジェクト室 506)
参考文献 廣瀬孝太郎・長橋良隆・中澤なおみ(2014)福島県猪苗代湖の湖底堆積物コア(INW2012)の岩相層序と年代.第四紀研究,日本第四紀学会,53(3):157-173.
執筆・*廣瀬 孝太郎(共生システム理工学研究科)
*現所属:神戸大学自然科学系先端融合研究環
内海域環境教育研究センター
出展:福島大学貴重資料集 第4号