Profiles and Activities
Profile
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主な担当授業科目
物理学 I (力学) |
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全ての理系分野の基礎として必要となる力学を学びます。力やエネルギーなどの物理量の概念を実験データと数式を通して理解し、具体的な問題に対して定量的な取り扱いが行えることを目標とします。 |
量子力学 |
量子力学は原子や電子、光子の状態を考える際に必要となるミクロな世界のための理論です。量子力学として大事な概念である波動関数や、それを取り扱うためのシュレディンガー方程式について学びます。 |
物理学実験 |
いくら理屈をこねてみても実験で検証されなければ物理学は成り立ちません。力や電気、光、音、熱など身近なテーマをひとりひとりが実験して確かめられる授業です。 |
主な研究
ナノ磁性体の物性物理学 |
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原子サイズのミクロな磁石がうまく並ぶと、磁力の強いマクロな磁石になります。ミクロな磁石の間に働く力や環境の違いによって、どのように全体のマクロな磁石の振る舞いが変わるのか、が主なテーマです。これは磁石以外にも一般的な集団が見せる秩序の創出や崩壊など複雑系の魅惑的な世界へとつながっていきます。最近ではその発展として人間に潜む複雑系の解明なども他分野の研究者と協力して行っています。 |
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研究室紹介
物性物理学を研究するために、学生諸君には量子力学や統計力学といった現代物理学をまず学んでもらっています。シミュレーションや実験で必要になるプログラミングの技術も実践的に(必要に迫られて)修得することになります。 物理が好きな諸君を歓迎します。 |
高校生のみなさんへ
素朴な疑問を持ったり、これはいける!というアイデアをひらめいたりと、人間は本来みんな想像性豊かな動物だと思います。ただこれを思いつきに留めないで、面倒くさがらず怖がらず、まずは自分で一歩踏み出してみる。それがだんだんと深い洞察や実際に動くものを組み立てることができる、いわば創造力を養う大事な分岐点になると思います。共生システム理工学類にはそんな一歩を踏み出したくなる雰囲気があると思います。 |
最近の著作など
1. | “Monte Carlo Simulation for Magnetic Dynamic Process of Deformed Micro Magnetic Clusters”, Katsuhiko Yamaguchi, Shinya Tanaka, Osamu Nittono, Koji Yamada, and Toshiyuki Takagi, IEEE TRANSACTIONS ON MAGNETICS. VOL.42 (2006) pp.927-930. |
2. | “Angle-resolved analysis of magnetic hysteresis for micro-magnetic clusters with local deformation”, Katsuhiko Yamaguchi, Kenji Suzuki, Osamu Nittono, Toshiyuki Takagi and Koji Yamada, Physica B 403 (2008) pp. 354-359 |