繰り返し制御(for文)

[ 解説 ] 以下のようなプログラムを考えて見ましょう。 標準出力に「おはよう」を3回表示するプログラムです。 特別に難しいプログラムではありませんね。でも・・・もし、 3回ではなく、1000回だったらどうでしょうか。 大変そうですね。 ------for文を用いない例----- #include <stdio.h> int main ( void ) { printf("おはよう\n"); printf("おはよう\n"); printf("おはよう\n"); return 0; } このように同じ処理を繰り返すための便利な方法があります。 以下のプログラムは、上記のプログラムと同じ処理を行っています。 ------for文を用いた例----- #include <stdio.h> int main ( void ) { int i; for (i=1; i<=3; i++){ printf("おはよう\n"); } return 0; } [ for文の構造 ] for (初期値; 条件式;  増減式) { 条件式が”成立しているうちは”実行される命令 (命令は複数行あっても可能) }
[ サンプル ] 1.10回「おはよう」と表示するプログラム   サンプル 2.変数iの値を0から1つずつ増やして行きながら10まで表示するプログラム サンプル 3.変数iの値を10から1つずつ減らして行きながら0まで表示するプログラム サンプル 4.2の倍数を10個表示するプログラム(正数の範囲で昇順で)   サンプル 5.5セットの「やっほ〜3回」を表示するプログラム(For文の中のFor文)   サンプル
[ 例題 ] 1.5の倍数を10個表示するプログラムを作成しなさい。(正数の範囲で昇順で) 解答例 2.以下のような表示をするプログラムを作成しなさい。 ----実行例---- i=0 j=0 j=1 i=1 j=0 j=1 i=2 j=0 j=1 -------------- 解答例 3.1, 1+2, 1+2+3, ・・・ , 1+2+3+・・・+9+10 を表示するプログラムを作成しなさい。 似ているプログラム 解答例1 解答例2(IF文が含まれています。) (実行結果のイメージ) 1 = 1 1 + 2 = 3 1 + 2 + 3 = 6 1 + 2 + 3 + 4 = 10 1 + 2 + 3 + 4 + 5 = 15 1 + 2 + 3 + 4 + 5 + 6 = 21 1 + 2 + 3 + 4 + 5 + 6 + 7 = 28 1 + 2 + 3 + 4 + 5 + 6 + 7 + 8 = 36 1 + 2 + 3 + 4 + 5 + 6 + 7 + 8 + 9 = 45 1 + 2 + 3 + 4 + 5 + 6 + 7 + 8 + 9 + 10 = 55 4.キーボードから1つの整数aの入力を受け付けて、1〜500の範囲でaの倍数を表示するプログラムを作成しなさい 解答例1 解答例2