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    歳時記に詠み込まれた音環境の時代変遷の統計的分析(第2報)
    −音と音が聞かれた状況の移り変わり−
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Koji Nagahata


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書誌情報
著者:永幡幸司, 岩宮眞一郎
掲載誌:日本音響学会誌, 53(1), 3-12, (1996).


概要

 俳句に詠み込まれた音環境を、統計的に分析することで、日本のサウンドスケープの時代変遷を調査した。概況としては、日本のサウンドスケープの時代変遷は、音とその音が聞かれた状況の関係が変化したのではなく、それらの組合わせの相対出現頻度が変化したものであることがわかった。また、日本人は、時代の流れの中で、音の持つ象徴的意味を敏感に読みとり、そこから情緒を感じるという文化を失いつつあるということがわかった。



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