産業システム分野 | 国立大学法人 福島大学 共生システム理工学類

アドミッションポリシー

 省資源・高付加価値型の産業システムの実現をめざした研究教育を展開しています。
生産・物流を少ない資源で効率的に実施するための技術、同じ制約環境下でもより高い付加価値を備えた製造技術、さらには、これら技術を有効に活かすためのマネジメントについても併せて探求し、省資源と付加価値のバランスのとれた産業システムの実現への貢献をめざします。

カリキュラム

 産業システム分野のカリキュラムは、主に経営工学、生産物流、製造技術領域の科目から構成されています。各自の研究内容等に応じて、指導教員と相談の上で、物質科学や数理・情報科学など関連領域の授業科目をあわせて履修することも可能です。

  • 共生システム特論
  • 地域産業政策特論
  • 環境経済システム特論
  • 生産システム最適化特論
  • 経営情報システム特論
  • 製造プロセス工学特論
  • 交通物流システム工学特論
  • 無機固体化学特論
  • ロジスティクスシステム特論
  • 資源材料工学特論
  • 技術経営(MOT)特論
  • 修士論文研究
  • 研究開発マネジメント特論

院生インタビュー

21世紀が抱える諸問題の解決に向けた環境浄化などの分野での応用。
その可能性に研究の醍醐味を実感。
  • 産業システム分野 博士前期課程 2015年3月修了
  • 平塚 真生
  • 所属研究室:浅田隆志研究室
  • 研究テーマ:ボールミル処理により酸化チタンを複合した木質バイオマス炭素化物の吸着・光触媒特性
  • 出身高校:福島県立安積黎明高校

Q, 大学院へ進学したのはなぜ?

 学類では研究室に所属する期間が1年半と短く、自分の研究にやり残しが多いと感じたこと、学部卒では私が希望していた化学系メーカーなどの技術職や研究職への就職は難しかったことから、より深い知識と技術を身につけるため大学院に進学しました。

Q, 研究科の魅力は?

 経営工学や生産物流など産業システムの分野を学ぶと同時に、物質科学や数理情報科学など、自分の研究に合わせた授業科目を履修できるのが魅力でした。工場で実際に生産・製造するプロセスを想定しながら材料の作製を行うなど、まさに「文理融合」の視点で自分の研究について知識を深めることができます。また、不自由なく研究が行える設備環境など、施設の面でも充実していると感じています。

Q, 研究テーマにどんな面白さが?

 所属研究室では、木質バイオマスと各種金属の複合炭素化により、エネルギーやマテリアルとして多面的に利活用できるシステムの開発を行っています。その中で私は、新しい複合方法として粉砕機であるボールミルに着目した研究に取り組んでいます。この研究が、資源問題や廃棄物問題など21世紀が抱える諸問題の解決に向け、環境浄化などの分野で応用される可能性があることに研究の面白さを感じています。

Q, 大学院修了後の進路は?

 大学院の研究では失敗も数多く経験しましたが、失敗から多くを学ぶ心構えを持つことができ、一歩一歩確実に困難を乗り越えてきました。卒業後は化学系のメーカーで研究・技術職として働く予定です。大学院での研究の日々を忘れず、試行錯誤の中でさらに成長していきたいと思います。

修士論文のテーマ例

  • 事業系一般廃棄物における収集運搬事業の協業化による運搬効率に関する研究
  • 凍結解凍処理による酸化セリウム系ガラス研磨材微粒子回収のメカニズム解明と応用
  • 因子分析の手法を用いた地域活性化の潜在要因に関する解析
  • 最終工程が単一のバッチ処理機械よりなる複合ジョブ・ショップ・スケジューリング
    ~遺伝アルゴリズム及び動的計画法を用いた最適化~
  • セル生産の作業効率と人的特性との関連に関する研究
  • ボールミル処理により酸化チタンを複合した木質バイオマス炭素化物の吸着・光触媒特性
  • 凍結解凍分離による酸化セリウム系ガラス研磨材の回収および実用化に向けた手法の検討

修了後の進路

製造、流通、コンサルタント分野をはじめとする企業の生産・物流管理者、知的財産権管理者、官公庁の産業振興支援に関わる職 など

研究者紹介

浅田 隆志

再生可能な生物資源を用いた機能性材料開発

生田 博将

無機化合物の二次電池への応用

石岡 賢

MOTの視点による製品開発戦略の構築

石川 友保

物流とロジスティクス

筧 宗徳

もの・サービス・人づくりへの経営工学的管理手法の開発

佐藤 理夫

持続循環型社会に活かす製造プロセス工学

董 彦文

知能管理情報システムの理論研究と開発

南部 和香

廃棄物リサイクル産業の計量分析

樋口 良之

生産、物流、経営のシステムモデリングと最適設計